・アラフォー、3児のワーママです。
・夫・長男(中2)・長女(小4)・次男(小1)の5人家族。
・長男に発達障害の特性があり、3歳から療育に通う。幼稚園に通いながら週4〜5日療育に駆け回った日々。
・小学校は通常級+週2時間の通級を利用。中学から特別支援学級へ。
・知能検査の数値は境界知能。現在、学級代表を務めるまでに成長。
・長男の中学進路選択を経験。現在、通信制高校も視野に入れて動いています。
「支援級に入れたら、高校の選択肢がなくなってしまうんじゃないか」
「友達と離れてしまって、息子が傷つかないか」
「この選択が、間違いだったら…」
中学の進路を考えていた頃、不安で仕事中に気づいたらぽろっと涙が出てきたことも。

振り返ってみると、あの頃は相当なストレスがかかっていたんだと思います。
この記事では、境界知能・発達障害のある長男の中学校進路選択について、たどった道のりをありのままお伝えします。
「支援級か通常級か」で悩んでいる親御さんに、少しでも参考になれば幸いです。
小4まで通常級で問題なかった理由
長男は3歳の頃から発達の遅れを指摘され、幼稚園に通いながら週4〜5日療育へ。小学校入学でも支援級への進学を検討したものの、通常級を選択し、週2時間の通級を利用しながら過ごしてきました。
小4までは勉強がしんどい場面も多かったけれど、友達関係はそれなりに良好で、中学も通常級へ行くつもりでいました。

「このまま通常級で大丈夫かな」という不安はずっとあったけれど、本人が楽しそうに通えているのが一番だと思っていました。
5年生で限界に気づいた|境界知能と通常級の壁
5年生になり、勉強が一気に難しくなります。それと同時に、言語理解が弱い長男と、定型の子たちのコミュニケーションレベルの差がどんどん開いていくのを感じるように。
それでも仲良い友達と楽しく通えていた5年の終わり、ある日長男が初めて「学校に行きたくない」と泣きました。誰かに文房具を隠されたことが原因でした。
続いて迎えた6年生。幼馴染もいる良いクラスに。最初はそう思っていました。
しかし、受験をする子たちがピリピリしてくるこの時期は想像以上に過酷なもので。長男のスローなコミュニケーションではついていけない場面が増え、キツイ子と同じ班になると意見が聞き入れてもらえないことも増えてきました。
そして、忘れもしない秋の運動会シーズン。運動会の組体操でペアになった子から「下手くそ」と言われ続けた長男が、ある日こう言いました。

「運動会は観にこないでほしい」
当時の長男の運動は平均的。組体操も特に問題なくできていると聞いていましたが、ペアの子からは体育の時間だけでなく、クラスでも否定されることが多かったようです。
行事が大好きだった長男がそんなことを言うなんて、衝撃で非常に悲しい出来事でした。どんどん自信を無くしていっているのがわかって、このままだと心が折れてしまうかもしれないと感じた瞬間です。
支援級を視野に入れたきっかけ|3年ぶりのWISC
6年生の夏、3年ぶりにWISC(知能検査)を受けると、思っていた以上に数値が下がっていました。特に言語理解の数値がガクンと落ちており、今後の学習やコミュニケーションにおいて厳しくなっていくことは明らかな状況に。

6年生の夏から支援級を考え始めたので、だいぶ遅いスタートだったと思います。でも、あの時が「決断のタイミング」だったんだと今は思っています。
境界知能の子が支援級を選ぶと高校はどうなる?
当時、頭にあったのは「支援級に入ると高校の選択肢が特別支援学校一択になってしまうのでは」という不安。境界知能の子が支援級を選ぶときは慎重に、という話を耳にしていたからです。
でも、調べていくうちにここ数年で状況が大きく変わってきていることがわかりました。通信制高校やサポート校、都立のエンカレッジやチャレンジ校など、進学の選択肢が思っていたより広がっていたんです。
実際に、支援級を検討し始めた時点で以下をすべて済ませてから決断しました。
- 通信制高校サポート校の見学
- 都立エンカレッジ校の文化祭の見学
- 支援級のある中学校の見学・体験
「進路の幅を知ってから決める」、これが大きな安心材料になりました。
境界知能の長男本人は、支援級という選択をどう受け止めた?
長男は当初、学区の中学校で友達と野球部に入るつもりでいました。
そのため、特に「支援級」というワードは伝えず
「少ない人数で授業が受けられる」「部活にも入れる」「一クラスあたりの先生が多い」
そんなクラスがあるということを伝え、まずは見学だけ行ってみることで本人の同意を得ました。
当時、体験・見学を終えた長男が支援級を選択した後に教えてくれた「支援級を選んだ理由」のメモにはこう書いてありました。
・ソフトボール部がある
・友達がいる(放課後デイの先輩が数人在籍していた)
・勉強をやり直せる
・少人数で学習できる
・楽しそうだったから
最後の一行を読んだとき、この子はちゃんと自分で決めたんだと思いました。
中学校は支援級へ!親の「腹が決まった」瞬間
親として支援級に腹が決まったのは、支援級の体験でのびのびと過ごす長男を見た瞬間でした。

「居場所はここだな」と思いました。それだけでした。
長男本人が「〇〇中学校に行きたい」と言ってくれた時、迷わず「そうしよう」と答えることができました。
支援級を選んで正解だったか|境界知能中2現在のリアル
結論から言うと、選んで良かったと思っています。
✅ 笑顔が増えた
✅ 言葉数が増えた
✅ 自信がついてきた
✅ 学年問わず、友達との交流が活発になった
✅ 現在、学級代表を務めている
先日、学校全体の生徒総会で、学級代表として舞台に立ち、発表をする機会がありました。
「運動会を観に来ないで欲しい」と言っていたあの子が、全校生徒の前で堂々と発表している。

通常級に行っていたら、きっと見られなかった姿だと思います。
もちろん通常級との違いはあるし、全てが良かったわけではありません。でも、心を守る、心の健康を保つという点では、今のところ正解だったと思っています。
まとめ|支援級の選択で悩む同じ立場の親御さんへ
境界知能のお子さんを持つ親御さんにとって、支援級を選ぶかどうか悩んでいる時期は、本当に不安でしょうがないと思います。私は感情の浮き沈みも激しくて、仕事中に涙が出てきたこともありました。
でも、今はこう思っています。
大丈夫。その時の選択がベスト。
違っていたと思ったら、その次に違った選択をすればいい。
完璧な答えなんてないけれど、子供を一番よく知っているのは親自身だよ。
一つだけ伝えるとしたら、進路の幅を知ってから決断してほしいということ。支援級を選んでも、高校の選択肢は思っているより広がっています。
ただ、これは地域差もあるでしょうし、何よりその子の特性にもよってくるところも大きいです。
そのため、自分の子にとっての選択肢がどうか、という視点で調べてみてくださいね。
少しでも参考になればいいなと思います。みなさん、一緒に頑張りましょう!!!

通信制高校や進路については、また別の記事で詳しくお伝えしますね。



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