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境界知能・発達障害の息子が一人で電車に乗れるようになった話|好きが生きる力になった

境界知能・発達障害・電車 子育て

 

この記事を書いているのはこんな親です😎

・アラフォー、3児のワーママです。

・夫・長男(中2)・長女(小5)・次男(小1)の5人家族

・長男に発達障害の特性があり、3歳から療育に通う。幼稚園に通いながら週4〜5日療育に駆け回った日々。

・小学校は通常級+週2時間の通級を利用。中学から特別支援学級へ。

・知能検査の数値は境界知能。言語理解が極端に低いタイプ。

・現在、一人で電車・映画・ディズニーにも行ける中2に成長。

 

発達障害と聞くと、「凸凹がある分、すごい才能を持っている」なんて言葉を耳にすることがあります。

でも正直に言うと、

さくら
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ものすごい才能を発揮するのは一握り。たいていの子は、生きづらさを抱えているだけだと思っています。

長男は言語理解が非常に低いタイプ。幼い頃から言語でのコミュニケーションが難しく、マニアックな知識を次々と吸収するようなタイプでもありませんでした。

そんな長男が唯一、小さい頃からずっと好きだったのが電車でした。

「でも電車好きといっても、そこから何か学びに繋がるわけじゃないし…」と思っていた私が、好きを否定せずとことん付き合い続けた結果、一人でどこまででも行ける子に育った話をお伝えします。

 

発達障害の子の「好き」をとことん伸ばした理由

さくら
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長男の小学校時代の自由研究は電車ネタ。低学年・高学年それぞれまとめています。

長男の電車好きは幼い頃から。でも、駅名をひたすら覚えるとか、時刻表を暗記するとか、そういうマニアックなタイプではありませんでした。

ただただ、電車を見ること、乗ること、電車の音が好き

拙い言葉で一生懸命電車の話をしてくれる時は、どんなに時間がなくてもとことん聞きました。周りの子たちが鉄道を「卒業」していっても、長男の好きを否定することは絶対にしませんでした。

さくら
さくら

「この子の好きに、何か意味があるはずだ」という確信があったわけじゃないんです。ただ、好きでいてくれることが嬉しかった。それだけでした。

 

発達障害の子が得意なことを見つけたきっかけ|地図と路線図が変えた

少し変化が見えてきたのは小学2年生くらいの頃。まだ一人で出かけることはなかったけれど、道を覚えることが強いということに気づきました。地図も好きな様子がありました。

さくら
さくら

「これはもしかしたら?」と思って、好きな時にGoogleアースを使えるようにしました。YouTubeなどは勝手に観られないようにしていたので、Googleアースはとても楽しかったようです。

同時に、地元の沿線の路線図を印刷して渡したり、本を見ながら自分でルートを考えさせたり

スタンプラリーにはいつも一緒に行っていましたが、1dayパスを使ってどのルートで回るか本人に考えさせるようにしました。

この頃に取り入れたこと

・地元の路線図を印刷して渡す

・Googleアースを解禁

・スタンプラリーでルートを自分で考えさせる

1dayパスを活用してお金の計算を不要に→楽しむことに集中できる

・スマホでの調べ方(Googleマップ)を教えたのは小学校高学年になってから。それまでは本の路線図がベース

当時から愛用しているのがこの本。

鉄道大百科

ふりがなつきで子供でも読みやすく、路線図から新幹線まで網羅されているので今でも旅のお供になっています。次男もよく読んでいます^^

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発達障害の子に一人行動をさせた方法と失敗談

最初の一人行動は地元の路線の往復から。慣れてきてからは1dayパスを買って同じ路線は回れるようにしました。1日中乗って帰ってくることもありましたが、帰宅時間は必ず守るように伝えていました。

さくら
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おじいちゃんからプレゼントしてもらったJTBの小さな時刻表。当時は細かい字を読むことも難しく、手に取ることは少なかったのですが、旅を続ける中で徐々に自分で調べるようになりました。持ち歩きもしやすく、便利です。

JTB小さな時刻表

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小学4年生の時には一人で鎌倉へ。駅まで行って、コンビニでお昼ご飯を買い、ベンチに座って食べて帰ってきました。

今の時代、一人での長距離移動は「早すぎる」と言われることもありましたが、とにかくなんでも一人でやらせてみることを続けました。

もちろん、失敗もありました

  • 小4の時、財布を落として家に帰れなくなり、バス停で泣いているところを通りがかったカップルが声をかけてくれて交番に保護されたこと
  • 1dayパスをなくして駅のホームから半べそをかきながら電話をかけてきた日もあったこと
さくら
さくら

その度に心配したし、胸が痛かった。でも、一人でチャレンジさせることをやめませんでした。失敗も全部、経験だと思っていたので。

小学5年生では、埼玉のおじいちゃんおばあちゃんの家に一人で行けるようになりました。自分だけでなく、祖父母や叔父叔母など、協力してくれる人たちの存在も大きかったです。

 

発達障害の子の「見通しが立つと強い」を逆手に取る

発達障害の子は見通しが立たないと不安になりやすいと言われています。長男もその一人でした。

でも、あるとき気づきました。

さくら
さくら

「見通しが立たないと不安」ということは、見通しが立つと強いということなんだと。

目標や目的がはっきり決まっている場合、そこから逆算して計画を立て、動くことが得意。電車の旅がまさにそれでした。

さくら
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初めて鎌倉へ一人で行った日は、正直心配で心配で、家で何度もGPSを確認していました。

でも、そんな私の心配をよそに、自分で進む力をつけた長男は笑顔で帰宅。

目標を立てて達成する。また次の目標を立てて達成する。その繰り返しでどんどん自信をつけていっているのがわかりました。

 

発達障害×お金の管理|電車で身についた生活力

電車を通して、長男はお金の感覚も身につけていきました。

最初は1dayパスでお金の計算を不要にしていましたが、歳を重ねるにつれて交通費のことも少しずつわかるように

出かける時には交通費・食費など全て計算して、逆算して自分でお金を貯めるようにもなっていきました。

そして小学6年生の時、一人でディズニーランドへ。チケット代、食事代、お土産代、交通費…全ての費用をお小遣いで貯めて、目標を達成しました。(我が家のお小遣いは多くないので、本当によく頑張って貯めたと思います)

さくら
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これは電車を通して学んできたことが全部活きた瞬間でした!

 

発達障害の子の「好き」を否定しなかった結果

気づいたら、時間がある時やリフレッシュしたい時、嫌なことがあった時に「電車に乗ってくる」と言って自分から出かけるようになりました。

電車が長男にとっての「心を整える手段」になっていたんです。

中学1年では目標にしていたディズニーシーに一人で。今では成田エクスプレスなどの特急も自分で切符を購入して乗ってみたり、映画も一人で観に行くようになりました。

さくら
さくら

好きなことから何か学んでくれたら、とずっと思いながらも、「うちの子はそれが難しいかも」とも思っていたんです。でも、

好きを否定せず、好きでいられること、好きに素直でいること、好きをサポートすることに徹したら、一人でどこまででも行ける子になりました。

 

まとめ|境界知能・発達障害の子の「好き」は、生きる力になる

振り返ってみると、電車を通して長男が身につけたものはたくさんありました。

電車を通して長男が身につけたこと

地図・空間認識力(道を覚える、ルートを考える)

お金の管理(交通費・食費を逆算して貯める)

計画力(目標から逆算して動く)

心を整える手段(嫌なことがあったら電車に乗る)

一人行動への自信(失敗を重ねながら積み上げた)

「好き」から始まった電車との関わりが、生活力・計画力・心の安定という形で長男の中に根付いていました。

才能がなくてもいい。マニアックでなくてもいい。好きでいられること、好きを大事にしてあげること、それだけで十分だったんだと思っています。

さくら
さくら

同じように「うちの子、これといった才能がなくて…」と感じている親御さんへ。大丈夫です。好きを否定しないでいてあげてください。それが一番の支えになると思っています。

 

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