高学年だからこそできる!電車をテーマにした夏休み自由研究アイデア

「夏休みの自由研究、何にしよう?」と悩んでいる小学生と保護者の方へ。
小学校高学年(小4〜小6)になると、自由研究でも「調査」「まとめ」「考察」といった、より深い学びが求められるようになります。
そんな時こそ、子どもの“好き”を活かしたテーマが成功のカギ!
電車好きなわが家の長男は、小学4年生〜6年生の3年間で、自由研究を「電車×調べ学習」で取り組みました。
この記事では、実際に長男が行った電車の自由研究のアイデアを3つ紹介します。
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どんなテーマにしたのか
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どうやって調べたのか
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どんなふうにまとめたのか
を具体的に解説します。

電車好きキッズにぴったりの自由研究テーマをお探しの方、ぜひ参考にしてください!
※小学校高学年の男の子を持つママさんパパさんにはこちらの記事もおすすめです👇

【小4自由研究】オリジナル鉄道カルタを作って電車の特徴を学ぼう!
テーマの背景
言葉遊びや表現力に興味を持ち始めた4年生。
自由研究も「遊びながら学べるものにしたい」という本人の希望で、鉄道カルタを作成することに。
作り方と工夫
- 50音の読み札(例:「も」→「モノレール 日本初は1957年に上野動物園につくられた」)を自作
- 絵札は好きな電車や駅名、車両をインターネットで調べて印刷。また、旅先で撮った写真なども組み込む。
- 読み札は手書きではなく、パソコンを使用して作成⇨タイピング練習にもなりました
- 印刷した絵札と読み札をそれぞれカルタの台紙に貼っていく
- 外箱も自分なりにデザインする
まとめ方とポイント
- 「知識」「言葉遊び」「過去の経験」を入れることで、自分だけの鉄道図鑑のようなカルタに

「ぬ」布鉄・撮り鉄・模型鉄 ぼくは乗り鉄しながら音鉄も♩
「は」初めて乗った新幹線「こだま」 おじいちゃんと小田原まで
など、知識だけではなく、長男ならではのエピソードも入れて作成しました^^
- 読み札のネタは、本とネット検索がメイン
- 何よりも50音の読み札を考えることと、絵(写真)を選ぶことに時間がかかるため、1日何枚作成するかを最初に決めて、スケジュールに余裕を持って取り組む
- せっかくならずっと残せるしっかりしたものを作りたかったので、台紙は市販のカルタを使用
◆頑丈なつくりの無地かるたを使用しているので、3年経った今でも遊べます
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【小5自由研究】山手線の発車メロディを調べて音の秘密を探ろう!
きっかけとテーマ選び
発車メロディが好きだった長男は、「駅ごとに異なる発車メロディについて調べてみたい」という思いを持つようになりました。
中でも、五反田駅の発車メロディが好きだったようで、小学5年生の自由研究は「山手線の発車メロディを調べよう!」というテーマに決定。
調べ方とポイント
- 発車メロディの始まりについて本やインターネットで調べる
- 1日かけて山手線の全駅を回る
- 内回り、外回りともに発車メロディが流れるタイムを測る
- 駅員さんに直接質問をする
- 中でも有名な曲に関しては、なぜその曲が使用されているのか調べる
- 駅の標識を写真に撮っておく
まとめ方のコツ
- 模造紙2枚使用
- 1枚には山手線の路線図を書く⇨各駅で撮った写真を並べて路線図に見立てる
- 各駅に吹き出しでメロディ情報を添えると、見やすく仕上がる
- 駅員さんにも積極的に質問をして聞いた内容を記載

特に名曲が使用されている駅に関しては、駅員さんがその曲が使用されている背景を丁寧に説明してくれました。
- 発車メロディのリクエストはできるのか?など、事前に聞きたいこともピックアップしていくと◎
- 考察や提案では、「もし自分が地元駅の発車メロディを作るなら?」など、遊び心も入れると読んでいる人も楽しい

夏休み明け、廊下に貼られていたのですが学校公開で目にしてくれた親御さんたちから「内容がすごく面白かった」とたくさん声をかけてもらいました。長男本人も、いろんな人のご両親から直接お褒めの言葉をいただいたようでとても嬉しそうにしていました。
【小6自由研究】地元の駅の歴史を調べて『昔と今』を比較しよう
テーマの背景
卒業を前に「地元のことをもっと知ってほしい」と思い、親子で考えて決めたテーマ。
小さな頃から一番乗ってきた地元の駅(路線)の変化を「写真」と「資料」で比較調査しました。
調査方法と資料集め
- 昔の写真を図書館・インターネット(路線のホームページなど)で探す
- 調べたかった路線の過去の資料を図書館で見つけることができたので、メインはその本を使用
- 現在の駅を昔の写真と同じアングルで撮影⇨全15駅プラス廃駅になった場所、跡地にも行って撮影
- 駅名に関係のある神社やお寺がある場合は、その場所にも足を運んで撮影

朝から夕方まで丸1日かけて全駅降車、撮影しました。
いやー暑い中、これは本当に大変だった!!
まとめ方の工夫
- 路線の歴史的背景や開業の年月、各駅の豆知識を調べる
- 同じアングルで撮った写真を並べて比較+変化をまとめる
- 駅名の由来も一緒に記載
- 感想欄には「なぜこう変わったのか?」「変わった結果、どうなったか」という自分なりの考察も記載
- 各駅1~4ページずつ、スケッチブックにまとめて提出
- 手書きとパソコン入力の二刀流で作成
- 低学年の子が読んでも楽しめるように、文章にはふりがなを振っておきました

後から聞いたことですが、職員室の先生方の間では「すごい研究をしてきた子がいる」と、かなりざわついたとか(笑)。
知り合いのママさんからも「正直、6年生の自由研究の中で一番良かった!」と声をかけていただきました。
みんなが知っている地元の電車ということもあり、子供たちの中でも「えー!昔ってこうだったんだ!」とか、「この駅は全然変わってないんだね」とか、学年問わずたくさんの子どもたちが話題にしてくれたようです。
◆表紙を書きたかったのでシンプルなスケッチブックにしました
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◆かなりの量の写真を貼ることになるため糊による用紙のヨレを防ぎたくて、写真はコーナーシールを使用
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高学年向け・自由研究まとめのコツ
- 「なぜこれを調べたか」⇨ 動機を書くとテーマに深みが出るのは当たり前ですが、そこに自分の「好き」が加わると、読む人を惹きつけてとても素敵な研究になると思います。
- 「調べてわかったこと+自分の考え」をセットで書く⇨難しく書く必要はありません。小学生らしく、疑問に思ったことを調べて、自分なりの言葉で書くことが大事。
- 文字だけでなく、表・写真・図解を入れると見やすくするとたくさんの人の目にとまる⇨長男は「書くことが苦手」ということもあるのですが、あまり細かく書きすぎないよう、端的に大きめの字でまとめていきました。そうすることで、たくさんの人たちが長男の研究結果を見てくださり、評価してくださいました 。
- 好きを全面に出す⇨好きだからこそ、みんなが気づかないような視点や気にもとめない視点を持ち合わせています。大人からしたら「そんなこと…?」と思うようなことがあってもグッと堪えて、本人が調べたいことを調べたいようにやらせるのが一番です^^
まとめ|電車好きだからこそ深められる学びがある
「電車が好き」という気持ちがあれば、自由研究は「工作」から「調査・考察」へと自然にステップアップできます。
- 音(発車メロディ)
- 歴史(駅や路線)
- 言葉(カルタ)
どれも、電車というテーマの中で広げられる分野です。
高学年だからこそできる、「自分で調べて考える力」を育てる自由研究として、ぜひ電車を活用してみてください!
低学年の自由研究も公開中!
長男は、小学校6年間のうち5年間を電車にまつわる自由研究にしました。低学年向けの自由研究についてもまとめていますので、あわせてぜひご覧ください^^
👉【小1~3年生向け】電車好きキッズにぴったりの自由研究アイデアはこちら
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